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2013年8月12日 (月)

散歩道⑮ シリーズ映画の魅力

 映画好きの友人と話をしていたら、寅さんの映画が好きだったと意外なことを言う。文芸作品が好きなのかとばかり思っていた。寅さんの映画には、人間の強いところ、弱いところ、人の哀しみや喜びがあっていいのだそうだ。実際にはありえない話だが、人情ものの作品として寅さんの映画は優れていると力説するのである。しかも一度くらいはお腹を抱えて笑える場面もあるそうで、このシリーズのほとんどを観たという。中でも都はるみが出ていたのがよかったと熱っぽく語るのだ。
 
 もう一つ、「釣りバカ日記」も人気があるそうで、こちらと寅さんとでは六対四くらいで「釣りバカ日記」の方に人気があるらしい。私はこれも観ていない。どちらも好みでないのだ。だがこうなると、寅さんも釣りバカも観ておけばよかったと、今になって残念な思いがしている。
 
 それでわかったことがある。観光バスで旅行に行くと、帰りはたいてい映画を映す。これがいつも「釣りバカ日記」なのだ。旅行も終わりに近づき、疲れているから軽い映画なのかと思っていたが、友人によれば、この映画は可もなく不可もなく、写っていても邪魔にならない、BGMのようなものだという。それに、人気があるのも旅行会社はわかっているのだ。バスの中で居眠りしながら西田敏行と三国連太郎の、これもありえない会話を聞いていたことを思いだすと、神経を刺激しない映画も、好まれるのだなと思ったりする。
 
 こういうシリーズものにはフアンがたくさんいるのだ。私だって「踊る大捜査線」を観ていたから、寅さんフアンや釣りバカフアンと同じようなものだ。役者の魅力もあるが、大方のストーリーの予測がついて、ラストの見える映画は、はらはらどきどきはなくても十分楽しめるものを持っているのだと思う。あり得ない話でも、人の正直な生き方が散りばめてあり、温かみがある。
 
 それでいくと西部劇だって、流れ者が来て、保安官がいてと登場人物はほぼ決まっている。これはテレビドラマだが、「水戸黄門」や「銭形平次」もラストは決まっていた。だが、さあ、いまに印籠が出てくるぞ、もうすぐ銭が飛ぶなと、胸のすく瞬間を楽しみに待っている。みんな正義が好きなのだ。温かい映画にほっとするのだ。シリーズものの人気はこういうところにあるのかも知れない。
(中島美千代)

コメント

暴れん坊将軍もそうですよね。
「代の顔をみわすれたか~!?」と言われ、
開き直り切りかかり、見事なタテでさばく。

しかし、
水戸黄門と比べると興味深い。
将軍とわかって遅いかかる悪役がいる暴れん坊将軍。

「田舎ジジイ」といいながら遅いかかり、印籠を見せられて静まりかえる水戸黄門。

構成はそれぞれ逆だけど展開が一定しているから安心してみていられるんでしょうね

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